Creator's Value クリエイターズ・バリュー

SEIBUNDO SHINKOSYA PRESENTS

松本聖典

MATSUMOTO Kiyonori

1988年生まれ。武蔵野美術大学大学卒業後、岡本一宣デザイン事務所などの勤務を経て2020年に独立。美術展覧会、映画館のポスターデザイン、装丁、企業パンフレットや雑誌などのエディトリアル、企業や商業・文化施設の広報、展示などの空間グラフィックを手がけています。
また、自主制作年としてダイアグラム制作を続けており、その経験と能力を活かし、複雑な情報を可視化することを得意としております。

Websitehttps://www.kiyonorimatsumoto.com

IEA(International Energy Agency)に情報を公開している国に限定し、1975年から2020年までの化石燃料、原子力、再生可能エネルギー、それぞれの発電量と、CO2の排出量を5年ごとに集計し、一望できるよう視覚化しました。加えて、各国の人口の推移から一人当たりの電力消費量、CO2排出量のグラフを作成し、環境問題を国単位ではなく、個人単位で見ることで、新しい発見があればと、ダイアグラムを制作しました。 Innovation Print Awards 2023 大判印刷部門第1位獲得

太平洋戦争の空襲による死傷者数、飛来した爆撃機数、空襲回数などを軸に、都道府県別にデータを分けて視覚化。また、当時の各国の領土、GDPの推移、年表を入れることで多角的な視点から太平洋戦争を見えるようにした。

1961年にイェール大学で行われた「ミルグラム実験」の報告書、「スタンレー・ミルグラム『服従の心理 アイヒマン実験』岸田秀訳、河出書房新書、1980年」をダイアグラムとして表現しました。

2016年4月14日から5月14日までの1ヶ月間で起きた、熊本地震の一連の震度とマグニチュード、震源地をまとめ、明治以降死者が出た日本の地震とその死者数をまとめた。

1896年に開催された近代オリンピックがどのようにして今日のような大規模な祭典になったのか。競技数や種目数の増減、参加国と参加選手の変化、国別出場回数と開催国、メダル獲得上位10カ国など、多角的な視点複合的に図示化することで、オリンピックの歴史が一望できるようにしました。

会場面積、入場者数、参加国数の比較をベースに、世界の社会情勢を絡めながら、1851年ロンドン万博から2010年上海万博までの万国博覧会を図示化。特別博や日本内国博覧会、その時代の出来事を年表として織り交ぜ、万国博覧会の歴史や規模の変化がわかるように表現しました。

1954年3月、ビキニ環礁で行われた水爆実験により第五福竜丸が被爆し、この事件を元に『ゴジラ』が制作され、その年の11月に上映されました。「核のメタファー」としてスクリーンに現れたゴジラは、1954年から2004年までの半世紀で28作品制作され、時代とともに様相や立場を変えて日本全土を破壊してきました。怪獣相関図、怪獣達の移動を表したチャート、ゴジラと壊された建物の高さ比較、壊された戦車などの数、そして日本の原発の歴史や特撮作品などの変遷から、その変貌の歴史を一望できるようにしました。

2013年10月1日から31日までの間、バンクシーはニューヨークのどこかに毎日作品を残すと発表。人々がバンクシーの作品を求めてニューヨーク中を駆け巡る姿を描いた映画『BANKSY DOES NEW YORK』。この映画の中でバンクシーが残した作品の位置を、スプレーアートのように表現しました。

新潮文庫より出版されている、サイモン・シン著『フェルマーの最終定理』。6世紀、フェルマーが最終定理を発表してから1995年にアンドリュー・ワイルズが証明を解くまでの歴史を、数学者の関わりと繋がりがわかるように構成しました。

1957年に制作された密室劇のアメリカ映画『12人の怒れる男』について、12人の陪審員が討論と検証を重ね、判決ができるまでの12人の男達の発言や行動をフローチャート化しました。

第一次世界大戦の西部戦線を舞台に描かれた、サム・メンデス監督の映画『1917』。若いイギリス兵二人が敵地の中を潜り抜け伝令に向かうストーリー。実際にあったドイツ軍の作戦とその動きをマップとして再現しました。

手洗いによってどれだけの菌が死滅するのか。洗い方と時間によっての変化をインフォグラフィックとして表現しました。

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