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会員お仕事news【イラストレーター:ウラケン・ボルボックス】

2019/02/26【News2】

イラストレーター、ウラケン・ボルボックスさんの著書が発売されます。

『侵略!外来いきもの図鑑 -もてあそばれた者たちの逆襲-』
http://u0u1.net/y8Vt
2月27日(水)発売
                       

バラエティ番組やニュースで、外来生物への関心が高まる昨今。しかし、北米原産のアライグマが何故赤坂のド真ん中をウロウロしていたのか。その理由まで知っている人は多くありません。
日本にいる外来生物の中から73種(+植物3種)が何故、日本にやってきたのか。マンガとイラストをたっぷり添えて、その経緯や修正を紹介します。実は外来種の歴史は、そのまま人の“業”の歴史でもありました。つまり、一冊で二度美味しい「歴史本」でもある「いきもの本」なのです。
対象年齢は生き物や外来種に興味がある全世代。(全部ルビ振ってあります。)進級・進学祝い。お友達へのプレゼントにもどうぞ。

---以下、制作を振り返って---
●書籍化の経緯
娘と散歩にいく近所の公園の池がミシシッピアカミミガメだらけで、どうしてそんなことになったのだろうと、調べてイラスト付きでツイッターにUPしたら、それが編集者さんの目に止まり「本を出さないか?」というお誘いをいただきました。
普段は映画の紹介のイラストばかり描いていて、実は生き物自体にはさほど興味がないのと、通常のコンテやイラストの仕事の合間でやるにはスケジュール的にかなり厳しかったので、最初はお断りしたのですが、調べていくと外来種の裏に人の歴史が見えてきて、これなら書けるとお受けしました。

●苦労した点
それまで全く知らなかった外来種たちの資料を読み込んで要点をマンガとイラストにまとめる作業が非常に大変でした。
また、実際絵に描く段階では生き物たちの体の模様の複雑さにかなり苦労しました。
特にマダラロリカリアは全身が唐草模様風のまだら模様でビッシリと覆われていて、模様のパターンが発見できず頭がおかしくなりそうでした。
年末に締め切りが早まり、「これじゃ着色が間に合わない」とフラフラになっていたところ「私が塗ろうか?」と、家事育児の合間に大量のカメやカエルの着色を手伝ってくれた妻に感謝しています。

●書籍製作によって得たもの
発売前なので、まだ何を得たかという実感はそんなにありません。ただ、この半年で外来種に関する知識は前よりついたと思います。
あと、似顔絵のようにディフォルメや似せる上でのポイントが見つからないと、全くその動物に見えなくなるのは発見でした。

クリエイタープロフィール:ウラケン・ボルボックス

HP:http://ulaken.com/ Twitter:@ulaken(http://u0u1.net/VE2c)
CM制作会社を経て、イラストレーター/マンガに。
広告、Web、アプリを中心にイラスト、マンガ、キャラクターデザイン等を手がける。
FILMAGA(https://filmaga.filmarks.com/writers/131
四コマ映画(https://4koma-eiga.jp/fourcell2/user_detail_serial.htm?id=2286445)で、
イラスト付き映画記事を、IRORIOでイラストコラム
『ウラケンの聞き流シンパシー』https://irorio.jp/series/410630/を連載中。

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